オルタナティブロックの社会学ー南田勝也

著者は1967年生まれ、大学教授、社会学専攻、音楽やデジタルメディアに関する著書がある。

 

iTunesでダウンロードした音楽がAlternative Rockにジャンル分けされててなんなのだろう?と思っていたけれどNirvanaのカートコバーンの死を分割点として、それよりも後の従来型の売れ線から外れるようなロック音楽のことと理解しました!(自分の理解が足りない場合はすいません)

 

それらの音楽の特徴には過去の様々なジャンルの偉大なミュージシャンたちの音楽への尊敬と引用が見られるということ--つまりジャンル分け不能の音楽ということで良いでしょうか?(自分もそのような認識でした!)

 

また日本のオルタナティブロックの章では、1997年のフジロック参加アーティストが出ていて、非商業的というところで妙に納得してしまいました(大好きなバンドばかりですが(笑))

 

全体的にとても読みやすく、Altenative Rock発祥した当時の受け入れられ方が有名なアーティストの名前と楽曲と一緒に紹介されており、今まで自分の中で点だったものが一つの線になっていくような感じで非常に興味深く読めました。

 

ただ最近の音楽になるとそれは自分も当事者なので(学生の頃に好きだった音楽とかは特に)、そういう捉え方もあるのだなとちょっと一歩引いた感じで読んでしまう部分もありました^^;